芸州国前寺 妖怪槌之由来

ID
F-320-4-43
name
芸州国前寺 妖怪槌之由来
alternatename
ゲイシュウコクゼンジ バケモノツチノユライ
collection
怪談・妖怪コレクション
alternatecollection
カイダン・ヨウカイコレクション
Cultural property
指定:未指定
quantity
1点
size
縦35.00 cm 横48.80 cm
material
原品: 紙
authenticity
実物
era
明治時代
year
0
year
era_2
明治
era_3
AD 世紀:19-C 〜 20-A 時代:明治時代 元号:明治
location
description
墨摺 引札  版元:芸州尾長村 国前寺  時代:江戸末期  その他キーワード:怪談 化物 駕籠   ※抑当寺に伝はる妖怪の槌の由来を尋るに備後の国三次の住人に稲生武大夫といふ人あり。其家に寛政二年己の七月終日の夜より。妖怪出て夜な夜なさまざまのおそろしき形をあらはし。後は昼とても希有の事のみありけるに武大夫十六歳にして大胆不敵の勇者なりければ少しもおそるゝことなきが故に。はては妖怪も力及ばず同じ晦日の夜。その丈け六尺余りの大の男あらわれ。浅黄小紋の上下に。帯刀ながら。ずつくと座にすはり。武大夫に向ひて云けるは。我は是。三千世界の魔王なり。これまで唐天竺へ横行し。日本へは此度にて両度渡り旅人をたふらかす。わが名は山本五郎左衛門といふ。此度この家に於て。いろいろ手を尽すいへども。其許に勝ことあたわず。おどろき入たる勇者かな長なが御断りに参り候也。我は今晩立退き候はん。また我と同じわさをするものに信野悪五郎といふものあり。万一当家へ来らんものはかがたしその時此槌を以て西南の縁を叩き候はば其来りて力をそへ。悪五郎を即座に引きさきて見せ申すべしとて。槌を武大夫にあたへ。(後略)
Owner
国立歴史民俗博物館
Rights