黒練緯地梅杏葉紋散し模様縫腰巻

ID
H-35-35
name
黒練緯地梅杏葉紋散し模様縫腰巻
alternatename
クロネリヌキジウメギョウヨウモンチラシモヨウヌイコシマキ
collection
野村正治郎衣裳コレクション
alternatecollection
ノムラショウジロウイショウコレクション
Cultural property
指定:未指定
quantity
1隻
size
縦162.00 cm 横139.00 cm
material
原品: 絹地ほか 
authenticity
実物
era
江戸時代
year
0
year
era_2
era_3
AD 時代:江戸時代
location
description
(小袖屏風) 図録『近世きもの万華鏡-小袖屏風展』70~71頁31図   江戸中期 【梅】 腰巻は内掛が形式化した上級武家夫人の夏の盛装で、帷子を着用するときに、腰帯に棒を通してそこに腰巻の袖を通して用いるもので袖には手を通さない。生地の練緯は、経糸に生糸、緯糸に練糸を用いた平織の絹織物で、腰巻の場合たいてい練緯を用いる。黒地に八重梅の折枝文様と抱杏葉(だきぎょうよう)紋を充填的に縫いあらわし、上層武家の夏の礼装たる腰巻にふさわしい重厚な意匠となっている。なお、杏葉紋は、馬具や胴丸の付属品として用いられた中国伝来の装飾品をかたどったもので、茗荷紋とは別物。 以前は梅が“花”を代表する存在であり、宮廷を中心とする知識人たちの賞翫の対象、憧憬の的であった。それは梅が中国文化の象徴的事物とみなされていたからにほかならない。当代の宮廷人たちは唐制の衣服に身を包み漢詩を鍛錬して、中国文化を中国人と同視点で捉えることに心血を注いでいた。そのような状況下で、大陸から輸入されたばかりの梅の花木は中国的世界を生で体験できる素材であり、具体的な中国文化のイメージを喚起することのできる数少ないモチーフのひとつであった。
Owner
国立歴史民俗博物館
Rights