黒綸子地唐松滝模様絞縫小袖

ID
H-35-78
name
黒綸子地唐松滝模様絞縫小袖
alternatename
クロリンズジカラマツタキモヨウシボリヌイコソデ
collection
野村正治郎衣裳コレクション
alternatecollection
ノムラショウジロウイショウコレクション
Cultural property
指定:未指定
quantity
1隻
size
縦134.50 cm 横99.00 cm
material
原品: 絹地ほか 
authenticity
実物
era
江戸時代
year
0
year
era_2
era_3
AD 時代:江戸時代
location
description
(小袖屏風)   江戸中期 【唐松】 小袖全面に広がるモチーフは一見菊花(花弁の尖った鬼菊)のように見えるがこれは唐松である。菊花と唐松の相違は、中心部にある円の数にあり、菊花ならばどのような種類も中心は丸文で表現されるが、唐松の場合は三星のような3つの丸文の集まりになっている。 江戸前期の小袖雛形本には唐松の文様がいくつか収載されているが、これらはみな3つの丸を中心に針状の葉を放射状にして表現され菊花との区別は容易であるが、伝存する小袖にみられる唐松文様には、本資料にみるような鬼菊形をしているものが少なくない。このような唐松の擬鬼菊的表現が定着していった背景には、表現の簡略化、枯淡素朴な唐松に華やかな菊花の造形を投影し、菊のもつ精気横溢するイメージによりありきたりな松樹のデザインを活性化しようという意図がみえる。形態の類似性を通じてイメージの対照的な転化を図ったものであり、きわめて機智に富んだ江戸時代的見立て装飾の一例ともいえる。 ※同様の唐松文様(H-35-67の「白綸子地唐松扇面散模様絞縫小袖」)   ※企画展「近世きもの万華鏡-小袖屏風展」(1994.7)図録69頁30図
Owner
国立歴史民俗博物館
Rights