田むら(大型奈良絵本)

ID
F-320-261
資料名
田むら(大型奈良絵本)
資料名カナ
タムラ(オオガタナラエホン)
コレクション名
怪談・妖怪コレクション
コレクション名カナ
カイダン・ヨウカイコレクション
文化財指定
指定:未指定
点数
3冊
大きさ
縦30.60 cm 横22.00 cm
材質
原品: 鳥の子紙
実物か複製か
実物
時代
江戸時代
西暦年
0
西暦年
元号
年代表記
AD 世紀:17-C 時代:江戸時代
地理情報
説明
本資料は、お伽草子(室町物語)の一種で、通常「田村の草子」もしくは「鈴鹿の草子」と称されるものである。物語はおおむね次の説話からなる。1、藤原俊祐と大蛇との婚姻による男子(俊仁)の出生。2、照日の御前をめぐる俊仁と帝との確執による俊仁流罪。3、俊仁による悪路王退治。4、唐土侵攻を察した唐の高僧と俊仁との法力合戦(不動明王と毘沙門天)、その結果の俊仁の死。5、俊宗によるかなつぶて(僧形の化物)退治。6、俊宗と天女鈴鹿御前との婚姻。7、俊宗と天女鈴鹿御前による悪事の高丸退治。8、俊宗、鈴鹿による大たけ丸(鬼)退治とそれに起因する二人の死。9、閻魔王との問答による俊宗、鈴鹿の蘇生。以上である。このような複数の妖怪退治譚で構成される点で「酒呑童子」や「岩竹」など類似の英雄物語に比し劇的な内容となっている。それに伴う挿絵も当時の奈良絵本中、最も豪華なものの一つといえる。本文系統は、彰考館所蔵古活字本に極めて近いが、挿絵は独自のものである。装丁は大東急記念文庫蔵本に並ぶ贅を尽くした出来で、奈良絵本としては美術的価値も高い。制作は江戸時代前期(1670年前後)。
所蔵
国立歴史民俗博物館
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